CAE とは？

１．CAEとは？

CAE（シーエーイー）は Computer-Aided Engineeringの略で、

Computer・・・コンピュータの

Aided・・・・・支援を受けた

Engineering・・設計

を意味する設計・開発作業の支援システムです。CAEを利用すると、設計段階で様々なシミュレーションが可能になるため、設計上の問題や、製造工程に潜む課題の洗い出しが可能です。では、なぜこのような技術が必要とされているのでしょうか？

製造業においては、量産品の製造に入る前に「試作品」を作ります。実物を製作することで、量産前に「製品」の強度や機能を評価したり、製造プロセスに問題が潜んでいないかどうか検討できるからです。

もし試作品の評価段階で何らかの問題が確認されれば、設計を見直し、その後で試作品をもう一度作ることになります。しかし、これを繰り返すたびに、試作品の製作コストと時間を投入することになります。試作にかけられるコストも時間も制限があるため、より優れた製品を市場に投入することが困難になります。

そうした課題への対策として、日進月歩で進化を続けるコンピュータを利用した設計ツール＝CAEが開発され、コンピュータ上で使用するソフトウェアとして登場したのです。

２．CAEソフトウェアの使用方法

CAEソフトウェアは CAD（コンピュータ上で設計・製図するシステム）と共に使用します。

まずCADで製品の設計やモデルの作成を行い、そこで作成された設計データをもとにCAEソフトウェアで様々なシミュレーション、解析を行うことになります。試作品を製作する前に、解析作業を通して設計や製造プロセスにおける問題点を特定し、見直します。

このように、設計段階にCAE解析を取り入れることで、試作品の製造コストを低減し、試作品の評価時間を短縮、さらに実際の量産開始後に発生する製造上の問題を防ぐことが可能になります。

製品開発のリードタイムやコストを削減するために、CAEソフトウェアによる解析は必須アイテムと言えます。当社ではCAE受託解析サービスをご提供しておりますので、こちらをクリック頂くか、下記連絡先まで一度お問い合わせ下さい。

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