1.「ウォッチドッグタイマ」とは?
タイマーは、(ご存じの方が多いかもしれませんが、)事前に設定しておいた時間が経過したことを知らせるアイテムです。
一方のウォッチドッグ。英語のスペルは watchdog で、「番犬」や「監視員」という意味です。
この二つの言葉を合体させた「ウォッチドッグタイマ」は、役割も合体しています。すなわち、ウォッチドッグ(番犬)のごとく何かを「監視」しつつ、所定の時間が経過したらタイマーのようにワンワン吠えて知らせてくれるのです。
では、一体どんな場面で活躍するのでしょう。
2.「ウォッチドッグタイマ」が役立つ場面
この機能は、例えばモノを作る工場で役立ちます。
工場では機械が働いていますが、材料が届かなければ、機械はモノを作れません。ですから、工場の人達は「機械に材料が届かない」というトラブルが起きたらいち早く知る必要があります。
だからといって、機械の前でずっと監視するわけにもいきません。
そこでウォッチドッグタイマの出番!
「機械に材料が届いた」ことを知らせるパルス信号がウォッチドッグタイマに入るようにしておいて、タイマーを「1分」に設定しておくと、ウォッチドッグタイマは
「1分以内にパルス信号が入る」 =正常
「1分経ってもパルス信号が入らない」=異常
と判断して、もし「異常」な状態になったら警告信号を出してくれるのです。
3.「ウォッチドッグタイマ」と当社製品
当社製品 Gemba Reporter にはウォッチドッグタイマの機能が実装されています。役割は以下の通りです:
1.パルス信号(一瞬だけ流れる電流)を検知する
2.パルス信号を検知した瞬間を起点に、時間を数え始める
3.次のパルス信号を検知する前に一定時間が経過したら警告信号を出す
Gemba Reporter 以外にも、M13-210という製品がありますが、こちらはウォッチドッグタイマ機能のみを抽出して製品化したものです。例えば、お使いの設備にウォッチドッグタイマ機能が実装されていなくても、この製品を搭載して機能を後付けすることが可能になります。ぜひ一度ご検討下さい。